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汝の因果の出入口を愛せよ ── トイレットペーパー福音書

by MIKI

昨日のアラヤ店長のブログは、眠れない夜にカレーを煮るというお話だった。

そして今日、私の担当である。
……この順番を決めた人間は、何かを企んでいるのだろうか。

偶然なのだが、カレーの翌日にトイレットペーパーについて熱く語る人間になってしまった私も、なかなか業が深い。
これこそ、因果応報である。

ちなみに、あいにくの天気だが、今日は七夕らしい。
織姫と彦星が年に一度だけ組んず解れつする、ロマンチックな日だ。
会えない時間は、愛を育てるのである。

だが、私はトイレットペーパーについて語る。

 


 

人類は自分達を随分と高等な生き物だと勘違いしている。
宇宙にロケットをぶち込み、株で億り人になり、ニーチェの深淵を語る。

だが本当のところ、私達は今この瞬間も、誰にも見せられない個室で、薄っぺらい紙一枚に尊厳を預けているだけの猿だ。

これはトイレットペーパーを通して、人類文明の下半身に隠されたクソまみれの真実を覗き込む、下品でくだらない、そしてM性感店のスタッフブログとしては、決して正しくないスカトロジー福音書である。

知っておいてほしい。
世間ではそこは「因果の出口」と呼ばれている。
食べたものの結果が、最後に辿り着く場所だからだ。

だが、M性感という世界では少し話が違う。
そこは「因果の出口」であると同時に、快楽が入ってくる「入口」でもある。
人類とは、出口と入口を同じ穴で済ませようとする、とんでもなく効率の良い猿なのである。

笑うな。
いや、爆笑せよ!
そして、股間を震わせて認めてほしい。
ただし、当店ではスカトロプレイの対応はしておりません。
 
 
 
序の福音|ケツを拭く猿 ── クソまみれ人類最後の砦
 
人類は偉大である。
ハダカデバネズミの親戚のくせに、なかなか上出来なチンパンジーぶりだ。

しかし文明の最先端で今やっている事は、毎日便座という名のオマルに肉厚なケツをパカッと乗せ、アナル周辺に発生した「現実」と向き合い、薄い紙で必死にゴシゴシこすり取る事。
これが人類の正体だ。

ロケットを飛ばそうが、プレゼンでドヤ顔しようが、最終的に全員ケツである。

「待て、紙はあるのか……?」

なんと生々しく、なんと下品で、なんとクソまみれな祈りだろうか。
文明とはテスラでもiPhoneでもタワマンでもない。

自分のアナルを安全に、平和に、そして可能な限り「スカトロジーの変態」という烙印を押されずに処理できる究極のセーフティネットの事だ。

金持ちも貧乏人も、エリートもド変態も、女性も男性も、便意という絶対君主の前では全員等しく排泄マシンに成り下がる。

神はとっくに死んだが、紙はいる。
トイレットペーパーは今日も壁のホルダーで、あなたのハァハァを待っている。
 
 
 
第一の福音|トイレットペーパーという究極の変態マゾヒスト

トイレットペーパーこそ、宇宙が生んだ究極の変態マゾだ。

狭く薄暗い個室の片隅で、丸裸のままロールにされ、吊るされ、じっと息を潜めて待っている。
インスタにも上がらず、いいね!もつかない、ただの白くて薄い紙。

だが人類のケツが絶望の淵に立った瞬間、「ハァハァ……お呼びですか、ご主人様!」と快楽の出番を迎える。

剥がされ、伸び、ブチブチ引きちぎられても文句一つ言わず、出てきた「茶色の真実」を全身の毛穴で受け止める。

なんという受容力。
なんという業の深い奉仕精神。
イカされたら容赦なく水でフラッシュされ、下水道の闇へ。

更にはアナルを選り好みもしない。
美女のプリケツも、おっさんの加齢臭ケツも、社長もニートも聖人も変態も平等に拭く。

「あぁん、もっと汚して……!」と黙って受け止める狂気。
現代の意識高い系はまずこの紙の爪の垢を煎じて飲むべきだ。
トイレットペーパーは、毎日他人のアナルを丸ごと肯定しながら自らを溶かしているのだから。
 
 
 
第二の福音|ウォシュレットという汁だく快楽文明

現代のケツは甘やかされすぎた。
紙の摩擦に耐えられなくなり、自分のケツすら手で愛撫できなくなった。

そこで登場したのがウォシュレット、全自動アナル快楽マシンである。
ボタン一つでピュッと温水、角度も水圧も温度も自由自在。

タイパ重視の汁だくピストン。
昔は、紙とアナルの生々しい摩擦対話があったのに、今は座ってポチってアハァ〜ンして終わり。
人生も映画もケツの処理まで倍速だ。

ウォシュレットは、超絶サディストである。
前触れもなくアナルを狙い撃ち、水圧の鞭で何度も奥を突く変態デバイス。

便利だが、じっくりねっとり拭く「エロい余白」を現代人から奪った罪は重い。
 
 
 
第三の福音|紙派VS温水派 ── アナルを巡るバカバカしいSM内戦

かくして世界は二つの変態陣営に引き裂かれた。

紙派「最後は生の摩擦こそ正義だ!」

温水派「まだ原始ドライオナニーやってんの?水圧でブッ飛べよ!」

どちらも一理あるが、客観的にどっちも相当キモい。
個室の中で毎日「アナルをどう開発するか」を本気で思想対立しているのだから。

紙派は受容の民であり、温水派は快楽の民である。
しかし、最終的に人類は両刀使いの欲張り括約筋。
激しく責められたいし、優しく包まれたい。

なんというふしだらで強欲なケツだろうか。
毎日無自覚にトイレと戯れている。
濃厚密室緊縛プレイだ。
 
 
 
第四の福音|左手という第三勢力 ── 甘えた文明猿への警告

私は、完全に日本のヌクヌク便座に甘やかされた紙依存チンパンジーだった。
実は、世界には水と左手だけでケツの現実と向き合う猛者がいる。

古代人は石、葉、棒、海綿、そしてShit Stick(そのまんま)で戦っていた。
日本人も奈良時代は木片でやっていたらしい。
島国の猿も中々根性がある。

紙に甘えるな、テクノロジーに甘えるな。
最後は己の左手で己の茶色い因果と直接対話する覚悟。

真の三大勢力は紙派・温水派・左手派。
人類の尻はもっと広い。
左手、強すぎる。
── 笑うんじゃない。
 
 
 
第五の福音|アナルは誰のものか ── 股ぐらの絶対独裁者

人類は地球のトッププレデターだと調子に乗っているが、大間違い。
真の支配者は、アナルだ。

腸が「ギュルルル!」と叫んだ瞬間、全システム強制シャットダウン。
CEOも政治家も意識高い起業家も内股で小走りする。

人類史とはアナルを快適に飼い慣らすための奴隷の歴史だった。
近代都市など単なる巨大ケツ拭き&排泄物運搬インフラに過ぎない。

AIがどうした、シンギュラリティがどうした。
まずは、紙を補充しろ!
もしくは、日本中のトイレにウォシュレットを完備せよ!!
 
 
 
第六の福音|紙が消えた世界 ── 世紀末アナル崩壊

緊迫する世界情勢 ──
ある朝、トイレットペーパーが世界中から消えたら?

ドラッグストアは空っぽ、コンビニは芯だけ。
株は紙切れ、SNSは「ケツ痒い」「誰か拭いてくれ」の阿鼻叫喚でダウン。

思い出してほしい。
人類はかつて、トイレットペーパー不足だけで本気で社会がざわついた実績を持っている。

オイルショック、コロナウイルス ──

棚から紙が消えただけで、人々は目を血走らせ、買い物袋を疑い、隣人の備蓄量に殺意に似た嫉妬を覚えた。

紙なき世界では、あらゆるモラルが崩壊する。
密売が横行し、ダブル2枚重ねが裏レート最高通貨、そしてトイレットペーパー利権を独占した「アナルの王」が君臨する。

その時、人類は気づく。
自分達が、あの薄っぺらい紙に生かされていたのだと。
人類の理性と尊厳は、ドラッグストアの在庫で辛うじて保たれていた薄皮だったのである。
 
 
 
終の福音|人類はケツを拭けるから最高にエロい

結局、人類は自分の撒いたドロドロを自分でシコシコ拭けるから偉い。

トイレットペーパーは自己主張せず、最も汚い部分を愛し、イク時は一緒になって水に消えていく。
下品極まりないのにどこか神聖。
クソまみれなのに泣けてくる。

文明とは他者をねじ伏せるサディズムではなく、誰かのアナルを陰ながらそっと包み込む究極のマゾヒズム愛なのである。

だから汝のアナルを愛せよ。
紙を奴隷のように愛せ。
ウォシュレットに溺れすぎるな。
ストックを切らすな。
左手も笑うな。
自分のケツの穴を絶対に侮るな。
そこに人類最後の濡れた尊厳がある。
パンツを脱いで胸を張れ。

我々人類は、少なくとも自分のアナルにこびりついた因果を、紙一枚で綺麗さっぱり拭き取れる。
それだけで、最高にエロくて、最高に偉いのだ。

そして、私は最後に、アナルに力を込めて伝えたい。

なぜ、うちの事務所のトイレは、いまだに紙だけで戦っているのでしょうか?
七夕なので、一年に一度くらい願い事をしても罰は当たらないだろう。
私の願いは、事務所にウォシュレットという文明が訪れる事である。
この七夕の願いが届かなかった暁には、スタッフ一同、左手派への改宗も辞さない覚悟でおります。

アーメン。