
某牛丼屋で食事をしてたら奥歯に「ガリっ」という嫌な音が。
つい先日、異物混入が話題になりニュースに取り上げられたばかりのお店だったので「おいおい、反省の色なしか?」なんて思ってたら自分の欠けた歯だった。
被害者ヅラしてすみません。反省します。
その欠けた箇所を舌なぞってみると、この世の全ての物を貫通できるのではないか?ってほど鋭角に尖っている気がして妙に落ち着かない。
なので休みの日に歯医者に行ってきた。
先生曰く、嚙み合わせの問題で歯が欠けた。とのこと。
虫歯ではないのでそこまで気にする必要はないと言うので一安心するも…
放置してると自分で自分の歯をどんどん噛み砕くこともある
と、謎の追い打ち。
なにそれ?安心して損した。
「口を半開きにして生活する癖を付ければいいんですか?」
というアホな質問に、先生は鼻で笑いながらマウスピースを進めてきた。
無理だ。
何故なら私は、食べ物以外の異物を口に入れるのを全く受け付けない。
「オエ~」と、えずいてしまうのです。
歯がやられる前に胃酸で胃がやられてしまう。
自らの体内で”やるかやられるか”の闘いが繰り広げられてるなんて勘弁してほしい。
「考えときます」と、曖昧な返事をして歯医者を後に。
その日から意識してみると、確かに無意識のうちに奥歯を噛みしめてることに気づく。
その度に
「あぶないあぶない。奥歯が砕ける」
と、恐怖心に苛まれる日々を送ってます。
五反田で不自然に口を半開きにして歩いてる男を見かけたら、それが私かもしれません。