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向こう岸まで焦らされる

by NATU

📅9/20(日)「入口まで来て、まだ入らない」

こんばんは、Natuです。

今日は彼岸入りです。

夕方、外に出たら、夏とは少し違う風が吹いていました。

秋が来た、と言うにはまだ早い。
でも、来ていないとも言い切れない。

入口までは来てる。
でも、まだ入らない。

焦らしとしては、かなり上手です。

少し涼しくする。
「そろそろ?」と思わせて、まだ夏を残しておく。

彼岸という言葉を見ていたら、
ふと、いつかは誰でも向こう側へ行くんだなと思いました。

人生も、ずいぶん長い焦らしなのかもしれない。

……いや、急に話が大きくなりすぎました。

今日はまだ入口。
ここで止めておきます。


📅9/21(月)「急がないほうが、効くこともある」

こんばんは、Natuです。

今日は敬老の日です。

長く生きている人ほど、
急がないことがあるように思います。

焦らしも、少し似ています。

昔の僕なら、
「止めること」そのものを意識していた気がします。

でも最近は、
止める前の時間のほうが気になる。

相手が次を待っている。
でも、こちらは何も起きていない顔をしている。

昨日は彼岸の入口でした。

いつかは向こう岸へ行くとしても、
まだこちら側には、待つ時間が残っている。

そう考えると、
急ぐ理由もあまりない気がします。

……待たせているのは、
たぶん僕のほうです。

たぶん。


📅9/22(火)「明日なのに、今日は進まない」

こんばんは、Natuです。

明日は秋分の日です。

ここまで来て、今日は休日。

止まる。

9/20、彼岸の入口に立った。
9/21、急がないことを考えた。
そして今日、あと一歩のところで動かない。

徹底しています。

明日になれば季節は進む。
昼と夜の長さも近づく。
彼岸の真ん中へ行く。

でも今日はまだ、こちら側です。

人生は死までの長い焦らしだ、なんて言葉が一瞬だけ頭をよぎりました。

すぐ消しました。

そんな大きな話をしている場合じゃない。

明日が来る。
だから今日は止める。
最後の一歩を残しておく。

焦らしは、最後の数センチで決まる。

そう思って時計を見た。

また見た。

五分後にも見た。

……僕、明日になるのを待ってる。

季節を焦らしていたつもりなのに、
気づけば僕のほうが待たされている。

少しだけ変かも。

そう思った瞬間、手元のカップが傾きました。

今夜も股間にこぼれたコーヒーが湯気を出している。熱い。

とても熱い。

――秋は、まだ来ない。


【お詫び】シルバーウィークですね。

……。

今回は、お詫び、ナシ!

簡単ッッッ!! 簡単ッッ!!!