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M性感が照らす未来図【自由を失い自由を得る】

by MIKI

縄文から現代まで
人類史を振り返ると「縄」という発明はやけに早い段階で登場する。
土器より前に「縄文土器」が生まれたのも、結局は「縄が人間にとって欠かせなかった」証拠だろう。
稲作より前に編まれた縄は、もしかすると当時の狩猟採集民にとっても「ストレス解消ツール」だったのではないか。
つまり、縄は人類最古のメンタルケアグッズである(※諸説あり)。

拘束されると自由になる
「自由にしていいよ」と言われたら逆にプレッシャーで震えるのが人間。
たとえば旅行で「自由行動3時間」と言われた瞬間、だいたいマックかスタバに吸い込まれて終わる。
自由の海に投げ込まれた瞬間に溺れかけるのが人間である。
その点、拘束プレイは慈悲深い。
「動くな!」と言う言葉は、まるでストレス社会における救命浮輪だ。
選択肢も責任も消滅し「はい、拘束されてますので私はもう自由意思ゼロです」という安堵が訪れる。
この瞬間、人はようやく解放される。
自由を失って自由を得るという、哲学者も真っ青な逆説が成立するのだ。

縄=最先端の瞑想デバイス
「今ここ」に意識を集中させる訓練をマインドフルネスと言います。
普通なら呼吸や鐘の音を頼りに行うが、M性感では違う。
縄の食い込み、皮膚の圧迫感、呼吸の制御・・・あらゆる感覚が「今この瞬間」に叩き戻してくれる。
これは座禅よりも即効性があり、あらゆるセラピーよりもユーモアに満ちている。
違いはただひとつ、寺では「鐘」が鳴るが、M性感では「ヒール」が鳴る。
ただそれだけである。

誰もが犬になれる
拘束プレイには「役割反転」という劇的な効用がある。
普段「数字が命だ!」と叫んでいる人ほど、縄の中では「わん!」と鳴く。
これは単なる恥辱ではない。安全な場で弱さをさらけ出し、普段押し殺している「依存心」や「守られたい欲望」を解放する儀式だ。
心理学でいうカタルシス効果・・・抑圧された感情を安全に解放する現象がここで炸裂する。
これは人類史上最も健全なギャップ萌えであり、心理的治療効果は計り知れない。

縄は合法ドラッグ
近年の研究によれば、拘束プレイはストレスホルモンであるコルチゾールを減少させ、代わりにオキシトシン(安心ホルモン)やエンドルフィン(快楽物質)が分泌されることが示されている。
簡単に言えば「縛られる=合法的トリップ」。
副作用は「縄跡がつく」くらいだが、本人にとっては戦利品のようなものだ。
むしろ「これ、昨日のセラピーの証」とドヤ顔で主張できる。

以上の事から導かれる結論は明快だ。M性感における拘束・緊縛プレイは史上最強のメンタルケアである。
今こそ政府は「働き方改革」ではなく「縛られ方改革」に予算をつけるべきだし、ライフワークバランスよりロープワークバランスを重視して、残業の長さより縄の長さを見直す時代なのである。

それでは、また!