
お客様に“また会いたい”と思わせるために大切なことは、技術や見た目だけではありません。
もちろんプレイが下手よりは上手い方がいい。でも、どれだけ技術があったとしても、そのお客様にとって「完璧にハマるプレイ」になるとは限らないんです。人それぞれ好みが違うし技術はあくまで一つの要素でしかありません。
リピートされる子には共通している部分があります。それは「あなたに会いたい理由」を作ることです。プレイが理由ではない、あなたという人にもう一度会いたいと思わせること。これができる子は長く安定して指名を取っています。
私が現役の頃、意識していたのはお客様に合わせることでした。
相手がどんな女性が好きなのか、どんな距離感を心地よく感じるのかを観察し徹底的に合わせていきました。あるお客様はとにかくM性感のプレイに集中したいタイプで会話は最小限。でも別のお客様は、プレイ前後の何気ない会話をすごく楽しみにしていて話す時間がその人の満足度を大きく左右していました。どちらが正解ということはなく、その人によって正解は変わるんです。
ただ合わせるだけじゃなく【自分という人間がどういう人なのかも知ってもらう時間を作るように】していました。私はお客様の話を引き出すのが得意でしたが、それだけだと「なんかいい子だったな」で終わってしまうこともあります。
だから自己開示を意識して、「私ってこういう人ですよ」と自然に伝えるようにしていました。仕事のこと、趣味のこと、ちょっとした失敗談。お客様は私を“ただのキャスト”ではなく“人”として見てくれるようになりました。もちろん会話ばかりで「時短されてる?」と思われるのは良くありません。けれどプレイ以外で心を開く時間があると、お客様は安心するし次に会ったときにも話題が増えます。
あるお客様に「前に話してたあのお店、行った?」と聞かれて、「覚えててくれたんだ」と嬉しくなったことがありました。その瞬間に私の中で“また会いたい理由”ができたのと同じように、お客様もきっと感じてくれていたんだと思います。
そして、男の人はどこまでいっても“女性に頼られたい”生き物です。私はプレイ外の時間ではあえて相手を立てるようにしていました。頼る仕草や「あなたがいると安心する」と思わせる言葉。
完璧すぎる女はモテないと言われる理由もここにあると思います。仕事ができて自立している女性は素敵です。でも、あまりにも「自分で何でもできる」姿を見せすぎると、お客様は「僕がいなくてもこの子は大丈夫なんだな」と感じてしまいます。だから要所要所で相手を立てる。それが大切です。
お店を運営していて多くの女の子を見ていてもリピーターが多い子にはいくつかの共通点があります。1つはプレイを楽しんでいること。どんなお客様に対しても「この人との時間を楽しもう」と思えている子は必ず好かれます。作業的にならず、その時間を一緒に楽しむ。その空気感は嘘がつけません。
2つ目はお客様をよく知っていること。相手の仕事や趣味、家族構成、好きなものなどを覚えていて、それを会話に自然と織り交ぜていける子は強いです。「〇〇さん、この前の旅行どうだった?」そんな一言で、お客様は「この子は自分に興味を持ってくれている」と感じ特別な気持ちになります。
3つ目は、プレイについて学び続ける姿勢です。完璧でなくていいけれど成長しようとする姿勢はお客様にも伝わります「前よりもっと良くなってるね」と言われる経験が増えていくはずです。
この仕事は思っている以上に“人と人”の関わりです。その人との時間を大切にする。次に会う理由を作る。その誠実さが伝わればプレイ以上の価値をお客様は感じてくれるはずです。
リピートされることは特別な才能ではありません。あなたの中の「相手に寄り添う気持ち」と「少しの工夫」があれば、必ず変わっていきます。お客様にとって“また会いたい”の理由になれるように今日から少しずつ意識してみてください。
と言っても私は今まで「この人を絶対に返す、この人が好き」と自分で思い込んでプレイをする【自己洗脳型】なので、これは全員ができるわけでもなく推進する訳でもありません。逆にやるとめちゃくちゃプレイヤー生命が短くなるとも思います(笑)なので、そこまで参考にしないでください(笑)