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優しいM性感を立ち上げた理由

by すず代表

私が「優しいM性感」をはじめた理由は、すごくシンプルで、それしかなかったから。

よく「ずっと追いかけてきた夢だったんですか?」と聞かれるけれど実のところそうでもない。

ただ、そのときの私にはそれしか道が残っていなかったというのが正直なところ。

でも、振り返ってみるとそれはまるで使命のようなものだったとも感じています。私はスピリチュアルな考えはあまり信じないタイプだけど「運命」だけは、ちょっと信じてしまうんです。

当時の私は、まさに「何もかもがうまくいかない時期」にいました。

YouTubeは伸びてきたけれど、その分プレッシャーも大きくなって、コメントのひとつひとつに一喜一憂して、演者として見られることのしんどさが心にのしかかってきて。

家庭も上手くいかず、結婚生活にも限界を感じていた頃で(※今は離婚しています。)

さらにプレイヤーとしての自分にも限界を感じていて「もう全部、投げ出してしまいたい」と思っていたタイミングでもありました。

YouTubeをやめて、ぽっかりと時間が空いたとき久しぶりに「自分と向き合う時間」ができました。

ふと考えたんです。
「今の自分にできることってなんだろう?」って。

本気で昼職に戻ることも考えました。
でも、心の奥にずっと前からあった「自分のお店をやりたい」という願望が、気がつけば前に出てきていたんですよね。本当にふわっと思っていたことですよ。

「どうせ失うものなんてもうないし、人生一度きりなんだから、失敗してもいい。だったら、やりたいことやってみよう!」

そう思えた瞬間、私は当時お世話になっていた店長に声をかけました。そして、そこから「優しいM性感」はスタートしました。

最初の頃は、本当に売り上げも伸びなかったし、プレイヤー時代と比べたらお給料も激減(笑)。

それでも、少しずつ少しずつ進んできて、気がつけば今年で4年目を迎えようとしています。

ここまでやってこれたのは間違いなく一緒に働いてくれているキャスト・スタッフ、そしてお客様のおかげです。

心から、ありがとうございます。

正直、自分の中では「実力でここまで来た」という実感はまったくありません。むしろ、「タイミング」と「運」だけでやってこれたと本気で思ってます。

努力してるって自分ではあまり言いたくないし実際、自分の努力はまだまだ全然足りないって感じることのほうが多い。

でもその「いつも足りない」と思う感情こそが、
お店も自分自身も成長させてくれているんじゃないかなと最近よく思います。

まるで、ディズニーランドに「完成」がないように私たち「やさしいグループ」にも完成なんてない。

今ある形がゴールじゃなくて、常に少しずつ変化しながら進化していく存在でいたいと思ってます。

私たちのやり方は、いつも真正面からの勝負です。

この業界、裏道を使えばもっと早く結果が出ることもある。でもその分どこかで必ず「尻拭い」をするタイミングが来る。

だから私たちは、時間がかかっても、正攻法でまっすぐに進んでいきたい。

むしろ、時には遠回りしてもいい。道草してもいい。

そうやって悩んだり考えたりした経験が、結果的に“強さ”になると信じています。

店舗経営って、まさに「持久戦」です。これは、M性感のプレイにも少し似てるかもしれません(笑)

私は本来、短距離走が得意なタイプで、一気に駆け抜ける爆発力には自信があったけれど、今は一緒に走ってくれる仲間たちがいるから、持久走のように長く息を切らさずに走り続けることができています。

これからも、まだまだ進化途中の「やさしいグループ」ですが、どうか一緒に歩んでいただけたら嬉しいです。

あと、今人生の壁にぶち当たってる人へ。
案外逃げ道を選ぶのも悪くないですよ。無理して自分が壊れる前に【自己中】に生きましょうね。