
最近毎日のように撮影があるのですが、撮影を続けていると本当にいろんなことに気づかされます。
その中でもここ最近、特に強く感じているのが
「撮影中は、ある程度ナルシストにならないといけない」
ということです。
これは自分で言っていてちょっと照れるけど、でも本当にそうなんですよね。自分に自信がないまま撮影すると、その“自信のなさ”って驚くほど画面に出ます。表情がこわばったり、声のトーンが落ちて聞こえたり、全体的に雰囲気がどんよりしてしまう。自分ではごまかしているつもりでも、カメラは全部拾ってしまうから本当に正直です。
写真を撮ってもらうときも同じで、カメラマンさんに「今日かわいいね」なんて言われるだけで気持ちがスッと明るくなるんです。
すると自然と表情まで変わる。これは単なる気分の問題じゃなくて、心理学でも説明がつく現象なんですよね。
人は自分をどう見ているか(=自己評価)によって、表情や動き、声の出し方まで変わると言われています。これを「自己呈示」といって、自分が思っている自分を、そのまま身体が演じてしまう
というもの。
だから「太ってるな」と思っている日は肩がすぼんで、なんとなく暗い写りになるし「今日ビジュいいじゃ〜ん🎶盛れてていいじゃ〜ん🎶」と思っている日は目に力が入る。
さらに、「私ならできる」という感覚(=自己効力感)が高い日は、姿勢が伸びたり、目が輝いて見えたり、声にハリが出たりすることも研究でわかっています。つまり、自信のある日ほど“映像が綺麗に見える身体反応”が勝手に起きている。
そしてもう一つ、心理学で有名なのが「表情フィードバック効果」というもの。これは“笑うから楽しくなる” “明るい表情をするから気分が上がる”という逆転の仕組みです。
つまり、気分だけが表情を作るんじゃなくて、表情が気分を作ってしまう。これも撮影にものすごく影響していて、自分の機嫌を少し上げるだけでカメラの前の表情って本当に変わるんだなと実感しています。
だから、気分を上げるために自分で自分に対して「今日ビジュいいじゃ〜ん盛れてていいじゃ〜ん🎶」と、嘘でも言うのが実はめちゃくちゃ大事。
私自身、この7ヶ月くらいでビジュアル面の自己管理を意識するようになりました。
YouTubeにしてもSNSにしても、見られる仕事をしている以上、適当な髪型や太った姿で画面に映るのは違うなと思ったからです。しかも私は代表という立場でもあるので、ある程度の“見られ方の責任”は取らないといけない。
正直、まだまだ痩せたいし、もっと綺麗になりたいし、改善すべきところなんて山ほどあります。でも、自分のことを嫌いなまま撮影に臨むのだけはやめようと決めました。
自分をどう捉えているかがそのまま映像に残るから。心理学的にも、生理的にも、経験的にも、これは間違いのない事実です。
だから今は撮影のたびに、自分に向かって「いいじゃ〜ん」と思うようにしています。
それはナルシストになるというより、
仕事としての自己管理
に近い感覚です。
風俗のお仕事も、SNSも、接客も、
“見られる側”である以上、ビジュアルの管理はプロ意識のひとつ。
どんなに性格が良くても、どんなに技術があっても、まず最初に目に入るのは「見た目」。
だからこそ、気分も含めて整えておくことは本当に大切だと思います。
もし今、自分に自信がなくて「映りが悪い」「盛れない」と悩んでいるなら、まずはほんの少し自分を肯定してあげてください。その1ミリの自己肯定が、映像の中では100倍になって伝わるから。
すず



















