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サンタクロースはMである🎅

by MIKI

なぜ彼は毎年“あんな目”に遭うのか
12月24日深夜。
空を見上げると、マッチョな老人が半裸に近い格好で空を飛んでいる。
そう、サンタクロースである。

気温マイナス30度。
移動距離8万キロ。
労働時間24時間、報酬クッキー1枚。
どう見てもブラック企業どころか怪しい宗教団体である。

しかも彼、75億人分の要求書を読んでいる。
Switch、PS5、iPhone、ラブドール。
中には「父親を優しくしてください」なんて手紙まで。

もはや児童による全世界規模のドSプレイである

「奉仕」という名の変態行為
我々は「サンタ=優しいおじいさん」と教わる。
だが冷静に考えてみよう。

深夜に他人の家へ侵入し、寝ている子どもに贈り物を置く老人。
これを“変態”以外の何と呼べばいいのか!
そのうえ靴下の中に何かを突っ込む。
この構図、完全にフェティシズムだ。
しかも、見返りは一切求めない。

つまり彼の快楽回路は「苦労すればするほど気持ちいい」という完全なマゾ構造である。

赤い服=変態の戦闘服
あの赤いコート。
「情熱の赤」と言われるが、あれは違う。
あれは血の赤である。

かつて、過労と被虐で倒れたトナカイの血が染みついたまま、洗わずに着続けているのだ。
つまりサンタの衣装は、労働と変態のスプラッターユニフォームである。

それにしても派手すぎる。
「目立ちたくない」と言いながら、真っ赤な服で空を飛ぶ。
これは自己主張の極み。
彼は根っからの露出狂だ。

トナカイたちの支配構造
さて、彼を引っ張るトナカイ達。
誰もが「サンタの従者」と思っているが、実は逆だ。
トナカイこそが支配者。

サンタは首輪をつけられ、引きずられ、命令に従う。
「もっと速く走れ!」
「はいっ♡」
完全なる調教関係である。

特に赤鼻のルドルフ。
あの光る鼻はGPSではない。
“悦びのスイッチ”だ。
あれが点灯するたび、サンタの体に電流が走る。
「ピカッ」→「ホッ♡」
つまり“点滅=イキ顔サイン”なのである。

プレゼント配達=社会的セルフ調教
煙突に潜り、煤まみれになって這い出る。
手が届かない棚にプレゼントをねじ込み、
犬に吠えられ、靴下の匂いを嗅ぐ。

・・・どこを切ってもSMである。

サンタの夜は、痛みと奉仕と孤独で構成された“精神的マゾの一夜”。
しかも子供たちの「欲望リスト」は年々ハード化している。
昔は「簡素なオモチャ」だったのに、今や「VRゴーグル+年間契約付きサブスク」。
もはや児童に搾取されるマゾ老人である。

太っている理由=痛みを受け止める愛の肉襦袢
サンタの腹は、単なる脂肪ではない。
「愛の衝撃吸収材」である。

鞭の跡を柔らかく包み、トナカイの蹄の振動を吸収し、煙突での擦過傷を保護する。
彼のボディは、“慈悲のエアバッグ”なのだ。

そしてあの「ホッホッホッ」という笑い声。
あれは喜びの声ではなく、
痛みの波が来た瞬間の呼吸法(ラマーズ法)である。

現代社会=サンタ的マゾヒズム装置
だが我々も気づかねばならない。
この狂った奉仕構造、実は現代社会の写し鏡である。

会社員は「サンタの子孫」だ。
給料という名の“クッキー”をもらうため、
毎日「はい、わかりました♡」と頭を下げ、上司というトナカイに引きずられて働く。

そう、社会そのものが“巨大なクリスマスSMショー”なのだ。
「働く」という行為は、もはや合法的な被虐行為。
その最上位に立つのが、サンタ。
彼こそが「奉仕による絶頂」を体現した男だ。

宗教的考察・神はS、サンタはM
神は命令する。
「汝、愛せよ」「汝、奉仕せよ」
つまり神は究極のSである。

その神の命令を最も忠実に実践したのが、サンタクロースだ。
愛を配り、痛みを受け入れ、報酬を求めない。
彼は“愛の被虐を神格化した男”。

もはやサンタとは、マゾヒズムのキリスト再来である。
十字架の代わりにソリを引き、
棘の冠の代わりにトナカイの手綱をかぶり、
復活の代わりに毎年出勤している。

聖夜は世界最大のマゾフェス
12月24日。
子供たちは要求を放ち、恋人たちは愛を確かめ、独身者はコンビニでチキンを買う。

世界中が「愛」という名の暴力に酔いしれる夜。
サンタはその中心で、痛みに微笑みながら叫ぶ。

「もっと命令してくれ、世界よ!それが俺のクリスマスプレゼントだぁぁぁ!」

そして翌朝、彼は雪の中で満足そうに息を吐く。
「ふぅ……今年もいいプレイだった」

サンタは全人類の業を受け止めるマゾの聖人
サンタの赤い服は、情熱ではなく「打撲の跡」。
白い髭は、泡立つ息。
トナカイは支配者、北極は監獄。

それでも彼は飛び続ける。
なぜか?
彼は知っているのだ。

“痛みの先にしか、本物の愛は生まれない”
だから今日も彼は笑う。

「ホッホッホッ……もっとください」

🎄Merry Christmas

それでは、また来年!